2022年秋、JALの「どこかにマイル」というサービスを利用し、飛行機代0円で広島へ。
「どこかにマイル」を利用したのはこれが初めてだったのですが、広島市内(原爆ドーム、平和記念公園)や宮島、尾道、しまなみ海道を巡り、駆け足ながらも2泊3日とは思えないほど充実した旅になりました。
この記事では、2泊3日の旅の様子を、印象的だった場所やグルメなども交えてご紹介します。
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旅の工程
まずはざっくりですが、以下が今回の旅の日程です。今回はカーシェアをフル活用し、広島を縦断しました。
当初は、しまなみ海道の方をメインに考えていたので、方角が真逆の宮島(厳島神社)に行くのは厳しそうだなと諦めていました。
でも、広島市内(平和記念公園)から宮島行きの船が出ていることをtwitterのフォロワーさんに教えていただき、行くことに決めました。
Day1:①リムジンバスで羽田空港へ
羽田にはリムジンバスで向かいました。(車でも電車でなくリムジンバスのにした理由は、その間、大人も子どもゆっくり休める(眠れる)から)。
バスでの移動は、お子さんの性格や特性や飛行機に搭乗している時間の長さ、そして飛行機出発時刻などの条件によっては一概に良いとは言えません。そのため「どの手段で空港へ行くのが良いか」についてはその都度検討しています。
例えば遠い海外へ向かう深夜のフライト等なら、むしろ電車などで移動して子どもを疲れさせて(…という言い方もアレですが💦)、飛行機の中ではぐっすり眠ってもらおう、という策もアリだと思います。
JALなので羽田空港第一ターミナルで下車。少しぶらぶらした後、カードラウンジでひと休みし、保安検査場へ。その後、飛行機に搭乗しました。
Day1:②広島空港着。カーシェアで広島市内に
そしてお昼前に広島空港に到着。予約してあったタイムズのカーシェアで広島市内へ移動しました。
最初はリムジンバスでの移動も検討したのですが、今回は翌日まで借りて尾道付近(正確には三島駅)で乗り捨てる方が便利だと判断し、カーシェアを選択しました。
Day1:③広島市内から宮島へ
広島市内に到着してからホテルに荷物と車を預け、歩いてすぐの平和記念公園へ。外国人観光客や修学旅行生をたくさん見かけました。
平和記念公園内の乗り場から予約してあった、ひろしま世界遺産航路(元安橋⇄宮島)で宮島へ向かいました。宮島への往復船はこのサイトで予約。支払いは現地で。
空きがあれば前の便に前倒しすることもできるなど、かなり柔軟に対応してもらえるようでした。
どこかヨーロッパのような雰囲気
Day1:④宮島を散策
紅葉シーズン、かつ工事中は隠れていた大鳥居が3年ぶりに姿を見せたことで人気が高まっているのでしょうか…。たくさんの観光客が訪れていて、とても賑わっていました。
宮島旅客ターミナルを少し過ぎたところで、大鳥居らしきものが見えたのですが真横からのアングルだったので「え、なんか思っていたのと違う!?」と思ってしまいました(笑)
Day2:①広島市から尾道市へ
翌朝は、早めにホテルの朝食を済ませて、再び平和記念公園へ。当初は原爆ドームを少し見学したら、早々に尾道方面に出発しようと予定していたのですが急遽予定を変更。
上の娘が熱望したため「広島平和記念資料館」へ行くことに。
小2の娘にはちょっと早すぎるかなと思っていたのですが、本人が「どうしても」と言うのでみんなで入館しました。
平和記念資料館の上に鳥がとまっていました
私や夫に尋ねながら、真剣に読み込んでいました
資料館の見学にかなり時間がかかってしまいましたが、その後、ホテルをチェックアウト。昨日借りたシェアカーに乗って、尾道方面へ向かいました。結構距離があり、子どもたちは車内で寝ていました。
途中の山並みの紅葉もキレイでしたが、寝ている娘たちや運転する夫に「見て見て」と言うのも憚られ、ひとりでボーッと眺めていました。とってもキレイでしたよ。
Day2:②尾道駅前から、しまなみ海道へ
尾道について、すぐホテルへ荷物を預け、昼食(尾道ラーメン)を食べた後、早速しまなみ海道へと出発しました。「広島平和記念資料館」に行ったことで、予定より出発が遅れ気味。
なのにラーメン屋選びにこだわってしまい、どんどん時間が経ってしまいました💧(着いてから調べるという行き当たりばったり感…笑)
目的地も決めず、とりあえず出発!写真では充分に魅力を伝えられないのですが…紅葉で色づく山々と海、双方楽しめる最高の景色を堪能しました。
よく見るとナビ上では、すぐ先の道が途切れていました
「もうそろそろ、日が暮れちゃうね」と言うことで、生口島にある瀬戸田サンセットビーチを目的地に決め、ナビに入力。が、なぜか砂利道の山中に迷い込む事態に!
「全然ビーチじゃないし、道がどんどん狭くなってる!」と途中で気づき、引き返して事なきを得ました。(なぜナビを使ってて、迷うんだろう…)右側がガードレールもない崖で結構怖かったです💧
Day3:①尾道から三原。その後広島空港へ
3日目の午前中は、尾道とその隣の三原の街をちょっとだけ散策しました。
駅前すぐの尾道の隣の「向島行きののりば」では、サイクリングを楽しむ方々をちらほら見かけました。自転車ごと、船で海を渡るようです。
尾道本通り商店街と坂の方を少し歩いた後、海沿いのお店で昼食(海鮮丼)を食べ、電車でカーシェアのステーションのある三原駅に向かいました。
印象的に残った&楽しかったポイント
①宮島の大鳥居
表参道商店街の通りを一本海沿いに抜けると、徐々に大鳥居がしっかりと見えてきました。
実は私は修学旅行で宮島を訪れたことがあるのですが、全く記憶になく。ああ、こんな感じだったかなあと、見入ってしまいました。
団体ツアーの観光客の方が結構たくさんいらっしゃっていて、それに同行しているツアーガイドさんの説明が聞こえてくるおかげで、私も無事、厳島神社の歴史をインプットできました(笑)
②原爆ドーム
平和記念公園から元安川という川越しに見ていた原爆ドーム。「もっと近くに行きたい」と次女が言ったため、対岸に夫と長女を残し、私と次女で原爆ドームの間近まで行ってみました。
次女はなぜか原爆ドームの説明が書かれた石碑に手を置いて、うつむいたまましばらく動かなくなりました。
とても長く感じましたが、1〜2分くらいだったのかな。あれはなんだったんだろう?何か感じ取っていたのでしょうか。
しんみりとした雰囲気が漂う中。すぐそばに噴水を見つけて「わーキレイ!写真撮って」と次女。ばっちりポーズを決めて満面の笑みで写真に収まっていました…。
子どもって本当に予測がつかない。この無邪気さに、救われたりもします。
③ひろしま平和記念資料館
こちらも宮島と同様、私は修学旅行で行ったことがあったのですが、全く別の展示に変わっていました。(私が行ったのはもう30年近く前のことですから、当然といえば当然です)
1945年8月6日の原爆投下を境に、当たり前の日常を奪われた人々の姿が容易に想像できる胸に迫る展示内容でした。
娘は音声ガイドまで申し込んで意気揚々と入場しましたが、途中で「怖い」と漏らし、音声ガイドの端末をそっと私に手渡してきました。
無理もありません。
「原爆によって命を落とした子どもたちが当日の朝に、母親に持たされたであろうブリキのお弁当箱(お弁当箱はぐにゃりと曲がり、中のご飯は炭化していました)」や、「長い間、原爆後遺症に苦しみながら亡くなった女性の闘病記録日記」など。
そこに生きていた人を感じる、生々しい展示がたくさんあり、だからこそ辛く、大人でさえ目を逸らしたくなるような展示内容でした。
でもこれらはすべて、この広島の地で77年前に確かに起きた現実のこと。娘はどう感じているのだろう…。旅を終えた今も、まだそれについてはじっくり話せていません。
④しまなみ海道(瀬戸田サンセットビーチ)の美しさ
行き当たりばったりで、なんとかたどり着いたビーチでしたが、ちょうど夕暮れ時に到着できました。移ろいゆく空の色を眺めながら耳に入ってくる波の音がとても心地よかったです。
マスクを外し、頬にあたる風を感じながら、しばらくぼーっと過ごしました。
「今、ここ(生口島)にいるんだなー」と位置情報をチェックしてみました。なんだか突然ワープしてきたような不思議な気分でした。
残念だったのは、出発が遅かったので、この島で引き返して尾道に戻らないといけなかったこと。次回はもっと島のひとつひとつゆっくり見て、今治(四国)まで縦断したいなと思いました。
⑤尾道の町並みの魅力
駅前に著名な方々の足型がかなりの数並んでいました。これはハリウッドの手形をマネたのかな?
年代が結構古いものだったので「娘たちが知っている人はいないだろうなぁ」とあきらめかけていたところ、谷川俊太郎さんの足型を発見!「(教科書に載っていた)スイミーの人だー」と娘も喜んでいました。
ここにも「おいしゅうございます」と書かれていました
(歳がバレる…)
映画好きなら知っている?シネマ尾道。私はここのベンチで記念撮影をし、オリジナルボールペンと公開中のパンフレットを買ってしまいました。(こういう映画館、大好きなんです)
とにかく段差が多く、細い路地や急な坂の上におしゃれなお店が点在していました。「この町に惹かれてお店を始めたのかな?」そう思うような、小じんまりとした温かな雰囲気のお店が多いように感じました。
⑥広島グルメ
宮島 博多屋
宮島で食べた宮島じゃけえ(揚げもみじ饅頭)と宮島でがんす(魚の白身を揚げたもの)。揚げもみじ饅頭は、最初子どもたちは「え〜何で揚げるの?」と言っていましたが、思いのほかおいしかったようで、私は一口も食べていません(笑
お好みセンター「/5」GOBUNNO
宮島からの帰り、とにかくお腹が空いていたので、並ばずにパッと入れるホテル近郊のお店にとりあえず入店。たくさん注文したのですが、どれも美味しかったです。
空腹のあまり、写真をほぼ撮っておらず…。ネギが苦手な娘もむしゃむしゃ食べていました。
尾道ラーメン 丸ぼし
「メディア出演情報」などと書かれていたり、店内にたくさん色紙もあったので、有名店なのでしょう。少し並んで待ちました。あっさりしていてシンプルながらも、とてもおいしいラーメンでした。
THE RESTAURANT
尾道駅のすぐそばにある巨大倉庫をリノベーションしてできた「ONOMICHI U2」内にあるレストラン。とにかくおしゃれ。それだけじゃなく、野菜も魚介類もとてもおいしかったです。
スタッフの方たちはがのんびり気さくで、とてもいいお店でした。最初、どのメニューもおいしそうで何を頼んで良いか迷ってしまい、大人2人分のコース料理を頼んで子どもとシェアしようしていました。
ところが注文を聞きに来た外国人の男性のスタッフが「OH!それじゃ絶対足りないし、もったいないよ!」と言い、おすすめのアラカルト(単品料理)をいくつかおすすめしてくれました。
とってもありがたかった!予約もせずふらっと立ち寄りましたが、大好きな場所になりました。(「ONOMICHI U2」にはホテルや自転車屋さん、雑貨店、パン屋さんなども併設されています!)
驚いたのは、娘たちが料理に添えられていた地元(瀬戸田)産のレモンを「おいしい!」と言って、まるでグレープフルーツのように食べ始めたこと。
最後は手でぎゅっと搾った果汁を水の入ったコップに入れて飲んでいました。すごいですね、瀬戸田レモン!
岡村春子商店-魚春
尾道を出る最終日にお昼を食べた海沿いのお店。 私が頼んだのは特製海鮮丼。魚の身がしまっていておいしかった。あと、お味噌汁も最高。
7時から朝ご飯も食べられるので ホテルは素泊まりで、ここで朝食もいいかもしれません。
川沿いのオープンカフェ「カフェポンテ」
今回は行けなかったのですが、平和記念公園から宮島行きの船に乗る際に通りがかり、ものすごく気になったお店。朝はモーニングセット、ランチやディナータイムは食材にこだわった本格イタリアンが楽しめるのだとか。搾りたてのオレンジジュースも人気らしいです。
ここが広島だということを忘れてしまいそう
宿泊先
THE KNOT HIROSHIMA
アクセス
平和記念公園からすぐのホテル。まだ新しく、どこもかしこもピカピカ。外国人観光客が多く、英語が飛び交っていました。
ホテルのすぐそばに有料の立体駐車場があり、そこにレンタカーを駐められます。
チェックイン・チェックアウト
チェックイン | 15:00 |
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チェックアウト | 11:00 |
14階がレセプション(受付)になっており、ここでチェックイン。必要なアメニティは自分でとって部屋に持っていくスタイルです。
宿泊した客室
タイプ | スーぺリアツイン シティービュー 電車通り |
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広さ | 25㎡ |
ベッド幅 | 120cm×200cm×2台 |
最大人員 | 2名(添い寝は2名まで可) |
大人一人につき、12歳以下の子どもは添い寝無料。ベッドはゆったり120cm幅×2。ありがたすぎます。
ちょっとシワが寄ってしまいました 笑
バス・トイレ別でとてもきれい。窓からは、紅葉と路面電車が見えて、娘たちは大喜びです。
アメニティ類
冷蔵庫 | 空 |
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バス・トイレ | 別 |
シャンプー類 | シャンプー/ コンディショナー/ ボディーソープ/ ハンドソープ(据え置き型) |
アメニティ | コットン / 綿棒 / 歯ブラシ / ヘアブラシ / 髭剃り / ミネラルウォーター / コーヒーなど |
備え付け備品 | ヘアドライヤー / 電気ケトル / 金庫 |
パジャマ | パジャマタイプ ※子ども用なし |
朝食
朝食は1階のレストランで。シンプルでしたが、野菜もスープもおいしく、さらに窯で焼いたモチモチのフォカッチャもついてきて、最高でした。
添い寝の子ども分は当然ながら「朝食なし」でしたが、受付で待っている間に、何も言わなくてもササっと子ども用の食器やコップを席に用意してくださるのが見えました。
さらに、ジュース(飲み放題)とコーンスープはサービスでつけてくれました。(こういう細かい配慮は、子連れにとってはとっては本当にありがたく、嬉しいことです)。
うちの子は食が細いので、シェアして食べれば問題なし。さらに食べ歩きもするので、このくらいがベスト。大満足でした。
営業時間 | 7:00 〜 10:00 (L.O. 9:30) |
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料金(素泊まりプランに追加する場合) | 2,480円(税込) |
独自サービス「KNOTコイン」
このホテル独自の嬉しいサービスが「KNOTコイン」。このコインを持参して14階にいくと、スイーツや軽食を楽しめるオリジナルのカップデリと交換できました(14〜23時)。追加でコインを購入すれば、好きなだけ注文できます。
普段、子連れでは躊躇してしまうようなおしゃれ空間に、娘たちもテンションが上がっていました。(実際にはお子さん連れもベビーカーを押したパパママも、たくさんいましたよ)
ホテルグリーンヒル尾道
アクセス
2泊目はホテルの1階が尾道港のターミナルになっているユニークな作りのホテルに宿泊。ここを選んだ理由は、駅近で眺望が最高だから!
ホテルには駐車場がありませんが、ホテル西隣にある尾道市営「駅前港湾駐車場」の割引サービスがあります。
チェックイン・チェックアウト
チェックイン | 15:00 |
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チェックアウト | 11:00 |
ロビーは早くもクリスマスムードでした。
宿泊した客室
タイプ | ツインルーム ハーバービュー |
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広さ | 26㎡ |
ベッド幅 | 110cm×196cm×2台 |
最大人員 | 3名(未就学児は添い寝可)、小学生は小学生料金あり |
部屋からの夜景はこんな感じでした。朝日もキレイでした。
部屋はちょっとレトロでシンプルなつくりでしたが、清掃が行き届いていて快適でした。
アメニティ類
冷蔵庫 | サービスのチョコレートが入っていました! |
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バス・トイレ | ユニットバス |
シャンプー類 | シャンプー/ コンディショナー/ ボディーソープ/ ハンドソープ(据え置き型) |
アメニティ | ハミガキセット/ ヘアブラシ/ コットンセット/ ひげ剃り/ ボディータオル/ ガウン/ スリッパ |
備え付け備品 | 電気ケトル/ 衣類スチーマー/ 加湿空気清浄機 |
パジャマ | パジャマタイプ ※子ども用なし |
冷蔵庫の中にサービスのチョコがあったりと、ちょっとした心遣いが嬉しかったです。
朝食
朝食は、海の見える会場でスタンダードな感じのビュッフェでした。(子どもたちの対応に追われて写真がうまく撮れなかったので💧写真は公式サイトから引用させていただきました。)
営業時間 | 7:00~9:30 |
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料金(素泊まりプランに追加する場合) | 1,650円 |
昔ながらのホテル。でも随所に工夫あり!
建物や客室の作りからは「昔ながらのホテルだな」とは思ったのですが、フロント横にコワーキングスペースや自転車を引っ掛けるサイクルラックがあるなど、お客さんのニーズに合わせて色々工夫されていると感じました。
チェックアウトして外に出ると目の前は尾道水道、そして快晴!最高に気持ちよかったです。
まとめ
「飛行機代0円で(=マイルを貯めて)お得に旅したいな…」と思い始めてからちょうど半年ほど。こうして思った以上に早く「飛行機代0円」の広島旅行が実現しました。
予想以上に楽しめたので「次はどこに行こうか」「また広島でもいいかも」「広島以外ならどこがいいかな?」そんなふうに家族と話していいます。
なぜなら、この旅のあと、また「どこかにマイル」で家族旅行に行けるだけのマイルが貯まったからです(笑)
子どもたちも窓の外をじっと見つめていました
ちなみにこの広島旅のお得さを、以下の記事で検証してみました!もしよければ、あわせてお読みください。↓
宿泊したホテルはこちら↓
おまけ
残念ながら今回私は行けなかったのですが、しまなみ海道の途中で立ち寄った生口島には、おいしいジェラード屋さんがあるんです。生口島名物!レモンのジェラードもあります。
もし、しまなみ街道にお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。
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